離婚で不利になる言葉があります。
特に離婚調停などで争っている場合です。
その発言する言葉によって調停委員医与える印象が大きく変わるからです。
離婚調停でありがちな不利になる言葉には
・相手方の悪口や批判
・自分の他の発言と矛盾が生じる言葉や発言
・具体性に欠ける主張、簡単に譲歩しようとする言葉屋発言
・希望条件に固執する言葉や発言
・「相手に直接要求したい」という言葉や発言
などがあります。
離婚調停までにはならなくても、離婚の話し合いで決めておかなければならないことはたくさんありまさう。
離婚の話し合いリストは予め確認しておいてください、。
さらに離婚の話し合いでは相手の親が出てくることもあるので準備しておきましょう。
離婚で不利になる言葉には気を付けて
離婚の話し合い、特に離婚調停では夫婦双方が顔を合わせることなく、調停委員を介して話し合いを進めることになります。
そこで感情的になると、冷静な話し合いができず、問題が先送りされ、いつまでも離婚ができないことになります。
また、感情的な話を続けるうちにお互いが疲弊してしまうこともあります。
調停はあくまで夫婦の合意に基づき離婚する場なので、一方が譲らない場合には調停での離婚はできません。
離婚の話し合いをする時には冷静になって
・夫婦の財産をどう分けるか?
・慰謝料の支払いはあるのか?
・子どもがいる場合は、どのくらいの頻度で、どのような形で、監護していない親と交流させるのか?
など、具体的に決めていかなければなりません。
しかし、それを有利に進めるには、「離婚で不利になる言葉」は使わないほうがよいのです。
ではより詳しく離婚で不利になる言葉について考えてみましょう。
①相手方の悪口や批判
相手方の悪口や批判ばかりを繰り返すと調停委員に悪い印象を与えかねません。
ですので感情的になって相手に対して過剰に批判的な態度をとることは、調停員にあなたが不利な立場にあるように見えてしまう可能性があるのです。
また親権の獲得にも悪影響を与えることもあります。
離婚調停で子供の親権を粗そう場合、最も重要視されるのは「子供の利益」です。
相手に対して過剰に批判的な態度をとると、子供たちにも悪影響を与える親だと思われる可能性もあります。
また、相手に対して過剰に批判的な態度をとると、自分自身の信用を損ねる可能性があります。
相手に対して感情的になりすぎると、裁判官や調停員にあなたが信頼できる当事者ではなく、感情に左右される人物であるように見えてしまうぁらです。
まずは冷静になって、客観的な立場で問題を説明し、調停員や裁判官によりよい判断を下すための情報を提供する事が大事です。
そのためにも、離婚調停の場では相手の悪口や批判を避けることが望ましいです。
②自分の他の発言と矛盾が生じる言葉や発言
自分の他の発言と矛盾する発言をすることは、調停委員にあなたの信頼性を損なう可能性があります。
なぜなら、離婚調停では調停委員は夫婦双方の主張を聴いて、公平かつ正当な決定を下す人です。
それには双方の発言を重要な証拠として利用されます。
それなのに、もし自分の他の発言と矛盾するような発言をしてしまうと、相手側はその矛盾点を指摘してきます。
そうなるとあなた自身の発言に信頼性が低いと判断されるかもしれません。
自分の発言に矛盾があるということは、自分が不誠実だったり、情報に誤りがあったりすることが示唆されます
そのため、調停の結果に悪影響を与える可能性があります。
したがって、離婚調停で自分の他の発言と矛盾が生じる発言を避けるために、正直かつ一貫性のある発言を心がけましょう。
それがあなた自身の信頼性を高めることになります。
④具体性に欠ける主張
具体性に欠ける主張とは、具体的な事実や証拠がなく、あいまいな表現で述べられる主張のことです。
例えば、「相手が不貞行為をしている」と主張する場合、具体的な日時や場所、証拠などがなければ、具体性に欠ける主張となります。
具体性に欠ける主張は、調停委員があなたの主張を理解することが難しくなります。
抽象的な主張
抽象的で一般的な主張は、調停委員に具体的な情報を提供しないため、判断を下す上で役立ちません。
たとえば、「相手は良くない親だ」という主張は、その具体的な根拠や具体的な例がなければ、調停委員に説得力を持ちません。
希望的観測
自分の主張に都合のいい結果を期待しているだけの主張は、信頼性に欠けます。
たとえば、「私が子供を引き取る方が良い」と主張する場合、その根拠や理由を明確に示さなければ調停委員はそれを受け入れることができません。
証拠に基づかない発言
主張に裏付ける証拠がない場合、その主張は調停委員に信頼されません。
たとえば、「相手は私に暴力を振るった」と主張する場合、その主張を証明するための証拠がなければ、信憑性に欠けます。
そんな場合は、診断書や写真などを提出すべきでです。sづ。
⑤簡単に譲歩しようとする言葉や発言
離婚調停で調停委員は双方の利益や権利を考慮しながら合意を目指すため、落としどころを探し出します。
ですので簡単に譲歩するような言葉や発言は、自分の権利や利益を損なう可能性があり、不利な条件での合意につながることがあります。
また、簡単に譲歩する発言は、相手方に対して弱みを見せることにもなります。
相手方は、自分たちに有利な条件を引き出すために、この弱みを利用する事も考えられるのです。
ですので調停では自分の権利や利益を守るために、簡単に譲歩するような言葉や発言は避けたほうがよいでしょう。
⑥希望条件に固執する言葉や発言
自分の希望条件ばかりに固執する言葉や発言は、相手との話し合いを難しくしてしまいます。
最悪、調停が不成立になる可能性があります。
調停はあくまで夫婦の合意に基づき離婚するものなのでし。・
一方が譲らずに双方の合意ができない場合には、調停での離婚はできません。
離婚調停では、お互いが納得する解決策を見つけるためにも、柔軟な対応が求められます。
また、調停員は、双方の主張や事情を考慮して、公正かつ合理的な解決策を提案してきます。
自分の希望条件ばかりに固執するとで調停員から理解を得にくくなり、結果として自分自身の要望がかなわないこともありえます。
⑦「相手に直接要求したい」という言葉や発言
離婚調停では、夫婦双方が顔を合わせることなく、調停委員を介して話し合いを進めます。
そこで「相手に直接要求したい」という発言をする方もいます。
しかし、相手に直接要求することで、
・相手に対して攻撃的な態度を示したり
・相手を不快にさせたり
することもあります。
これによって、相手が妥協する意思を失う可能性もあります。
離婚調停は、双方が合意できる解決策を見つけることを目的とした妥協の場です。
ですので、相手に直接要求することは、対立を激化させ、合意形成を妨げる可能性があるため避けたほうがよいとされています。
離婚で不利な言葉を避けるのは調停委員を味方につけるため
離婚調停は、相手と協力して問題を解決するための場です。
そのために調停委員はとても重要な人物です。
ただし、調停委員はあくまで中立的な第三者としての立場であることは理解しておきましょう。
ですので、調停委員を味方につけることはできませんが調停委員があなたの主張を理解し適切な判断を下すための方法はあります。
①話しやすくなるための努力をする
調停委員は、あなたとあなたの配偶者の話を聞き、合意に導くために両者の立場を理解しようとします。
ですのであなたが調停委員と話をするときは、冷静で明確な話し方を心がけ、調停委員との信頼関係を築くように努めましょう。
②証拠を揃える
離婚の調停では、互いの主張を証明する証拠が必要です。
あなたが訴える主張に対する十分な証拠を揃え、それを調停委員に提示することで、あなたの主張が正当であることを証明することができます。
③調停のプロセスを理解する
調停のプロセスについて理解することは、調停委員を味方につけるために非常に重要です。
あなたが調停委員の役割や、どのように合意が導き出されるのかを理解することで、あなたの立場を正確に伝え、要求を適切に主張することができます。
④妥協する姿勢を示す
安易な妥協す量な発言はよくないですが、妥協できる点もあることを調停委員に利かし費sてもらうことも大事です。
なぜなら、調停はあなたとあなたの配偶者が妥協することで合意を導き出すためのものだからです。
あなたが妥協する姿勢を示すことで、調停委員があなたに好意的に接し、合意を導き出すための架け橋となることができます。
⑤弁護士を雇う
多くの人は調停という場は初めてのはずです。
ですので、離婚調停は法的な手続きが伴うため、弁護士の助けを借りることをおすすめします。
弁護士があなたを代理して交渉を進めることで、あなたの立場をより強固なものにすることができます。
弁護士は、あなたの主張を適切に調停委員に伝え、証拠を収集し、合意案を提示することができます。
また、弁護士はあなたをサポートするために、調停委員との交渉や法的手続きのプロセスに詳しい知識を持っています。
これらのことを心がけることで、調停委員があなたの主張を理解し、適切な判断を下すことができます。
離婚調停中の過ごし方
離婚調停中は、感情的にも心理的にもストレスの多いとても辛い期間です。
離婚調停中の過ごし方については、自分自身の気持ちを振り返ってみて再確認することが大切です。
離婚をしてもしなくてもいいので、とにかく話し合いをしたいと考えている場合は、夫の話し合いのお願いを聞いて2人で話し合うことも問題ありません。
また、調停期間中は、お互いに相手の気持ちを理解することが大切です。2
ここでは、離婚調停中の過ごし方に関するいくつかのアドバイスも紹介しておきます。
- 弁護士の助言を仰ぐ
離婚調停中は法的な問題が発生することがよくあります。離婚に関する法律や権利に詳しい弁護士の助言を受けることは重要です。弁護士はあなたの権利を守り、法的手続きをサポートしてくれます。 - 感情のケア
離婚は感情的に辛いものです。自分の感情に向き合い、必要な場合は専門家の助けを借りることも検討してください。心理療法士やカウンセラーは、感情的なサポートやストレス管理の方法を提供してくれます。 - 自己ケア
自分自身を大切にすることも忘れずにしましょう。十分な睡眠やバランスの取れた食事、適度な運動は、心身の健康を保つのに役立ちます。また、趣味や興味のある活動に時間を費やすことで、ストレスを軽減することができます。
離婚調停中は、友人や家族のサポートを頼ることが重要です。感情的な支えや助言を求めることで、負荷を軽減することができます。信頼できる人々と話し合うことで、新たな視点やアイデアを得ることもできます。 - 財務管理
離婚による財務的な変化に備えて、自身の財務状況を管理しましょう。
離婚の話し合いリスト
離婚を進める際には、感情的なトラブルや後々のトラブルを防ぐために、事前に話し合うべき項目をリスト化ておきましょう。
離婚の話し合いリストをもれなく整理しておくことはとても重要です。
以下に、主な話し合い項目とそのポイントをまとめます。
離婚の合意 | 離婚自体に双方が合意しているか、離婚理由の確認 |
---|---|
財産分与 | 共有財産のリストアップ、分け方の決定 |
慰謝料 | 発生の有無、金額、支払い方法・時期 |
年金分割 | 分割割合、手続き方法 |
親権 | どちらが親権を持つか |
養育費 | 金額、支払い方法・時期 |
面会交流 | 頻度、方法、連絡手段 |
子どもの姓・戸籍 | 離婚後の子どもの姓や戸籍の取り扱い |
住まい・生活 | 離婚後の住居、生活設計、引っ越し等 |
その他 | 社会保険、親族への報告など |
離婚をする際には、夫婦間で話し合い、様々な事項を取り決める必要があります。これらの話し合いが円滑に進むよう、事前に「話し合う時のリスト」を作成しておくことが非常に有効です。
以下に、離婚の際に話し合うべき主な項目をリストアップし、それぞれの内容について説明します。
①離婚の合意
そもそも離婚することでお互いが合意しているかを確認します。
②子どもに関する事項(未成年の子どもがいる場合)
離婚する夫婦に未成年の子供がいる場合、次のことにはっきりと話し合っておきましょう。
親権者(どちらの親が親権を持つか)
子どもの養育や財産管理を行う権利を持つ親を決めます。
これは離婚届に必ず記載する項目です。
養育費(子どもの生活費・教育費)について
- 金額
月々いくら支払うか。裁判所の算定表などを参考にすることが多いです。 - 支払方法
現金手渡し、銀行振込など。 - 支払日
毎月何日に支払うか。 - 支払期間
子どもが何歳になるまで支払うか(例:20歳になるまで、大学卒業までなど)。 - 特別費用
病気やケガ、私立学校への進学など、通常の養育費以外にかかる費用をどう分担するか。
面会交流(子どもと離れて暮らす親との交流)について
- 頻度
月に何回会うか、年に何回会うか。 - 時間
1回の面会時間をどうするか。 - 場所
どこで会うか、受け渡し方法はどうするか。 - 宿泊の可否
宿泊を伴う面会を認めるか。 - 連絡手段
電話、メール、LINEなどの連絡方法。 - 学校行事への参加
運動会や発表会など、学校行事への参加を認めるか。 - プレゼントや小遣い
子どもへのプレゼントや小遣いについてルールを決めるか。
子どもの姓・戸籍について
離婚後、子どもの姓をどうするか、戸籍をどうするか。
③お金に関する事項について
離婚での話し合いではお金に関することも重要です。
なかなか言い出せないかもしれませんが、曖昧にせずしっかりと話し合っておきましょう。
財産分与(夫婦の共有財産の清算)
- 対象となる財産の確定
預貯金、不動産(土地・建物)、自動車、有価証券、生命保険の解約返戻金、退職金など、婚姻期間中に夫婦で協力して築いた全ての財産が対象です。 - 負債の確定
住宅ローンや借金などのマイナスの財産も分与の対象となります。 - 分割方法
どのように分け合うか(原則として2分の1ずつ)。不動産がある場合は、売却するか、どちらかが住み続けるかなどを決めます。 - 支払方法・時期
一括払いか分割払いか、いつまでに支払うか。
慰謝料(精神的苦痛への賠償)
どちらか一方に離婚の原因がある場合(不貞行為、DV、モラハラなど)に発生します。
- 金額
いくら支払うか。 - 支払方法・時期
一括払いか分割払いか、いつまでに支払うか。
年金分割(婚姻期間中の厚生年金・共済年金の分割)
- 合意分割か3号分割かを確認します。
- 按分割合
何パーセントに分割するか(上限は50%)。
婚姻費用(別居中の生活費)
- 離婚成立までの期間、生活費をどうするか。
④離婚後の生活に関する事項
離婚後の生活についても話し合いが必要です。
離婚後の住居
- どちらが今の家に住み続けるか、あるいは別々の場所に移るか。
- 引っ越し費用をどうするか。
離婚後の氏名・戸籍
- 旧姓に戻すか、婚姻中の姓を使い続けるか。
- 自分の戸籍をどうするか。
⑤その他
- 連絡先の変更があった場合の通知義務
- 清算条項
上記で定めた事項以外に、お互いに金銭的な請求や主張がないことを確認する条項。 - 離婚協議書の作成
話し合った内容を文書に残し、お互いが確認・署名・捺印することで、後々のトラブルを防ぎます。可能であれば公正証書にすることをお勧めします。公正証書にすることで、養育費などが支払われなかった場合に強制執行が可能になります。
離婚の話し合いをスムーズに進めるためのポイント
- 事前に準備すること
離婚したい理由を明確にする。
財産状況を把握する(預貯金通帳、不動産登記簿、保険証券など)。
離婚後の生活設計を具体的にイメージする。
相手に求める条件を整理しておく。
必要であれば、不貞行為やDVなどの証拠を集めておく。 - 感情的にならないこと
冷静に話し合いを進めることが重要です。 - もめそうなら専門家への相談も検討する
話し合いがまとまらない場合や、法的な知識が必要な場合は、弁護士や行政書士に相談することを検討しましょう。
公証役場で公正証書を作成することも有効です。 - 子どもの福祉を最優先に考えること
子どもがいる場合は、子どもの幸せを第一に考えて話し合いを進めることが大切です。
この離婚のリストを参考に、お互いの状況に合わせて必要な項目を話し合い、後悔のない離婚を目指してください。
離婚の話し合いで親が出てくることもある
離婚の話し合いは、本来夫婦間で解決すべき問題ですが、状況によっては相手の親が出てくることもあります。
親が同席することで、話し合いがスムーズに進む場合もあれば、かえって複雑になることもあります。
ここでは、相手の親が同席する際に、スムーズな話し合いを進めるためのポイントを説明します。
相手の親が離婚の話し合いに同席する際にスムーズに進めるポイント
離婚の話し合いで親が出てくる場合はこんなポイントを心がけてください・
①基本スタンスを明確にする
- 「離婚は夫婦間の問題である」という認識を共有する
大前提として、離婚は夫婦が話し合って決めるべきことです。相手の親が同席してもその認識は変えずに、あくまで「夫婦間の話し合いに立ち会ってもらっているだけ」というスタンスを崩さないことが重要です。 - 親の役割を明確にする
親は「当事者」ではなく、「サポート役」や「見守り役」として同席してもらう、という認識を共有しましょう。感情的な口出しや、一方的な非難は避けてもらうよう、事前に相手とその親に伝えることができれば理想的です。
②事前準備を徹底する
- 話し合う内容を具体的にまとめる
前述で挙げた「離婚で話し合う時のリスト」を再度確認し、あなた自身の希望や条件を明確にしておきましょう。漠然とした話し合いでは、親が介入することでさらに混乱する可能性があります。 - 客観的な資料を準備する
財産分与や養育費など、具体的な金額に関わることには、預貯金通帳のコピー、不動産の査定書、給与明細など、客観的な資料を用意しておくと、感情論ではなく事実に基づいた話し合いができます。 - 感情的にならないための心構え
相手の親が同席すると、感情的になりやすいものです。深呼吸をする、言葉を選んで話す、相手の言葉にすぐ反応せず一度受け止めるなど、冷静さを保つための心構えをしておきましょう。
③話し合いの進め方
- 話し合いの場所の選定
自宅や相手の実家など、閉鎖的な空間では感情的になりやすい傾向があります。ファミリーレストランやホテルのラウンジなど、第三者の目がある場所を選ぶことで、冷静さを保ちやすくなります。 - 話し合いの進行役を決める(難しい場合もあるが意識する)
理想的には、中立的な立場で話し合いを進行してくれる人がいれば良いですが、親が同席する状況では難しいかもしれません。夫婦のどちらかが、議題から脱線しないように意識して、冷静な進行を心がけることが大切です。 - 感情論を避ける
相手の親は、自分の子どもの味方をするのが自然です。相手を非難したり、過去の過ちを蒸し返したりするような感情的な発言は避けましょう。あくまで、「今後どうしていくか」という前向きな話し合いに集中することが重要です。 - 具体的な解決策に焦点を当てる
「誰が悪いか」ではなく、「どうすれば円満に解決できるか」という視点で話し合いを進めましょう。具体的な条件(養育費の金額、面会交流の方法、財産分与の割合など)を提示し、それに対して意見を求める形が良いでしょう。 - 親の意見は「参考」として受け止める
親からの意見や提案があった場合でも、それをそのまま受け入れるのではなく、「貴重なご意見として参考にさせていただきます」と伝え、あくまで最終的な判断は夫婦が行う、という姿勢を示しましょう。 - 話し合いがこじれそうな時は一旦休憩を挟む勇気を持つ
話し合いがヒートアップしそうになったり、膠着状態に陥ったりした場合は、無理に続けずに「少し休憩しましょう」「改めて日時を設定しましょう」と提案し、クールダウンする時間を設けることも大切です。
④親が同席する話し合いが難しい場合の対応
- 親に口出しさせないよう、相手に働きかける
もし相手の親が過度に介入し、話し合いが混乱する場合は、相手に「夫婦間で話し合いたいので、お父様(お母様)には見守る程度にしていただきたい」と伝えてもらうよう働きかけるのも一つの手です。 - 弁護士などの専門家の同席を検討する
離婚お話し合いで親が出てくる場合、相手の親が感情的にヒートアップしやすく、話し合いが全く進まない場合があります。その場合は弁護士に同席してもらうことを検討しましょう。弁護士が法的な観点から冷静に状況を説明することで、親も感情的になりにくくなります。弁護士は代理人として交渉も行ってくれるため、直接親と話すストレスを軽減できます。 - 無理に合意しない
親が介入して、不利な条件を押し付けられそうになったり、納得できない合意を迫られたりしても、その場で無理に承諾する必要はありません。後で「考え直したい」「弁護士に相談してから決めたい」と伝える勇気を持ちましょう。
離婚お話し合いで相手の親が出てくる場合は、夫婦間のみの話し合いよりも精神的な負担が大きいことが多いです。
しかし、上記のポイントを意識することで、よりスムーズな話し合いを進め、納得のいく離婚に繋げることができるでしょう。